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頌徳碑(烈女たつの碑)
(芝田1丁目−8)
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この碑は72年前の昭和7年(1932年)、
当時の川喜田米太郎村長が、たつ女頌
徳碑建設委員長となり、人々の寄付と、
小学校児童の寄付により建立されました。
芝田に住んでいた「たつ女」は両目失明
の兄を40年間にわたって介抱しつづけた
として、明治26年文部省検定済みの高等
小学校修身の本に次のようにのせられて
います。
友 愛
タツ女は伊勢国三重郡芝田村の人なり。
兄権平多病にて、四十年の長き間床に打ち
臥し又眼病にかかりて両眼共に明を失へり。
然るにタツ女は一々世話を為し其の間には人
に雇われなどして僅かにくらしを立てけり。
常に己は野菜を食ひて権平には米を進め、冬
の寒き時己は破れたる衣服を着て権平には
綿入れを着せ、寒き日には日向に連れてゆき、
暑き日には木の陰に坐せしめ、夏は夜もすが
ら蚊を遂うなど一方ならず介抱しければ藩主
之を賞しけるとぞ。
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(写真は平成16年10月2日撮影) |
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本文は常磐小学校史(常磐・100年のあゆみ)から引用しました。 |
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